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色辞典を使った感想(単色塗り・同系色重ね塗り編)

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今日はトンボの色鉛筆「色辞典」についてのお話です。

色辞典を検索してこのブログにたどりつく方が多く、また、色辞典を買ってから4ヶ月ほどたったので、現時点での色辞典を使った感想をまとめてみました。

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【目次】

 

「色辞典」とは

トンボの色鉛筆製品です。

詳細はこちらの記事でご紹介しています。

色辞典の特徴は、色のトーン別に10色ずつ分けられていること。

収録トーンは以下のとおりです。

・ベリーペールトーン(1番明るく薄い色)
・ペールトーン(明るく薄い色) 
・ビビッドトーン(はっきりした濃い色)
・ディープトーン(暗い濃い色)
・ライトグレイッシュトーン(灰色がかった薄い色)
・ダルトーン(少し暗い濃い色)
・蛍光色

 

やはり芯は硬め

instagramでよく見かけるのが、「色辞典は芯が硬い」ということ。

4ヶ月使ってみましたが、確かにこちらの三菱色鉛筆と比べると少し硬めです。

ビビッドトーンやダルトーン、ディープトーン等はっきりした濃い色は、塗りやすいです。

一方、ベリーペールトーン、ペールトーン、ライトグレイッシュトーンのような薄い色は、筆圧が弱いと少し色が見えにくいかもしれません。

特にベリーペールトーンは本当に色が薄いので、必ずしも必要ではないと思いました。

 

紙質との相性

芯が硬いので塗り絵本の紙質との相性があります。

(といってもまだ2冊でしか塗っていませんが……。)

「奇跡の鳥の旅」は紙質がしっかりしていて少しツルツルめです。

色辞典でガンガン重ね塗りをしましたが、紙がボロボロになることはありませんでした。

 

「ひみつの花園」(日本版)は、ザラザラした紙質。

色辞典で単色塗りをしていたときはあまり気にならなかったんですが、重ね塗りをしたところ、紙の繊維がかすかにはがれてきました。

硬めの芯で何度も同じ箇所を塗ったためかと思います。

ただ、本当にかすかで、場所にもよるしほとんど目立たないので、塗る分にはそこまで支障はありません。

紙質との相性ってあるんだなと知りました。

 

単色塗りの感想

昨年、同じ絵をコピーして異なる配色で3パターン塗ってみました。

すべて色辞典を使用し、補色の関係性で配色を決めました。

(▲補色については上記記事をご覧ください。)

こちらは、すべて単色で塗りました。

重ね塗りはせず、1色でグラデーションをつけています。

 

色辞典は単色で塗ってもきれいです。

特にオススメなのがライトグレイッシュトーン、ディープトーン、ダルトーン。

ディープトーン、ダルトーンは少し暗めでくすみがありますが、それがとてもいい味を出しています。

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▲ディープトーン。深く落ち着いた色合いと少しくすんだ感じが好きです。

 

また、ペールトーンやライトグレイッシュトーンのような明るい色は、ビビッドトーン、ディープトーン、ダルトーン等の濃い色と隣り合わせると、とてもよく映えます。

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色辞典は「自然界の色を再現している」というコンセプトなので、渋い色が多いのかなと思ったのですが、そんなことはありませんでした。

色の組み合わせ方次第ではとても鮮やかに見えます。

 

同系色重ね塗りの感想

今年に入ってから、色辞典の同系色ごとに重ね塗りをしてみました。

青色の同系色

赤色の同系色

緑色の同系色

紫色の同系色

黄色の同系色

同系色の重ね塗りはとにかく楽しかったです。

塗り方は、たとえば、緑系の色鉛筆の中から2〜4色を抜き出して、グラデーションをつけながら重ね塗りをしました。

どんな色ができあがるのか自分でもわからない中で、思いもよらない素敵な色みが出てきたときの楽しさといったら!

色辞典の重ね塗りで、色鉛筆の楽しさを知ったと言ってもいいかもしれません。

 

色辞典はトーン別に収納されているので、重ね塗りをしやすい構成になっています。

ペールトーンとビビッドトーンを重ねてみたり、ライトグレイッシュトーンとダルトーンを重ねてみたり。

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明るいトーンと暗いトーンを意識して組み合わせると、とてもきれいなグラデーションができあがるので、ぜひ試してほしいです。

特に、単色だと薄くて少し見えにくいペールトーンやライトグレイッシュトーンは、重ね塗りで本領発揮。

薄い色ながらさりげなくほかの色を変化させるので、侮れません。

色辞典をお持ちの方、これから買う方はぜひぜひ試してみてください。

また、他社メーカーでたくさんの色がそろっている色鉛筆をお持ちの方も、ぜひ同系色の重ね塗りを試してみてください。

とても楽しいので、きっと色鉛筆がもっと好きになりますよ。

 

収納方法アレコレ

色辞典はセットで買った場合、10色ごとトーン別のブック型ケースに収納されています。

この収納方法は、使い勝手の良し悪しが人によって分かれそうです。

 

全部広げて色を選びながら塗るという方は、この収納方法だと青系や緑系等があちこちにあるので、それをいちいち探すことは手間に感じるみたいです。

全部ケースから出して自分で色別に分けるという方をちょくちょくお見かけします。

 

私は、あらかじめ使用する色を抜き出しておくので、今のところあまり不便には感じていません。 

また、ブック型ケースから取り出すとき・しまうとき、それ自体に楽しさを感じています。

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使い続けていくうちに全部ケースから出す日が来るかもしれませんが、当分はブック型ケース収納のままで使い続けようと思います。

 

ケースから全部出して並び替えても良し。

私のようにブック型ケースから出したりしまったりすることが楽しい方はそのまま使っても良し。

自分の使いやすいように工夫してみてください。

 

オススメの買い方

第一集と第二集はセット買い

セットで買おうか悩んでいる方。

第一集と第二集は使える色ばかりなので、セットで買っても良いと思います。

ペールトーンは、ビビッドトーンやディープトーンと重ねて塗ると、きれいなグラデーションを表現できます。

また第二集に収録されているライトグレイッシュトーンは、単色で塗っても重ね塗りをしてもキレイ。

あまり見ない灰色がかった色なので、重ね塗りをすると新たな色を生み出せます。

私はライトグレイッシュトーン推しです。

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▲ライトグレイッシュトーン。いい仕事をしてくれます。

 

初めて色鉛筆を買う方、まずは基本の色が欲しいという方は、第一集のみ買ってみてください。

他社メーカーの24〜36色色鉛筆と同じような色が揃っています。

あとは好みに応じて単品やセットで第二・三集の色を買い足していくと良いと思います。

 

第三集は単色からの購入でいいかも

さて問題は第三集です。

「とにかく全色そろえたい!」という方はセット買いしてください。

実用性重視という方は、単色で買ったほうがいいかもしれません。

というのも、第三集に収録されているベリーペールトーン。

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▲左列がベリーペールトーン。右列のペールトーンと比べると色が薄いです。

ご覧のとおり、色が相当薄いです。

そのため、ベリーペールトーンは、正直なところなくても困らないと思います。

かすかに色づく程度なので、単色塗りだとあまり目立ちません。

ガシガシ塗ってようやく色が見えます。

重ね塗りでは下地・ぼかし役として使いましたが、紙質によってはガシガシ塗ってしまうと紙の繊維がはがれてしまう可能性があるので注意が必要です。

そのため、「ひみつの花園」では使いませんでした。

 

単色で買う場合、ダルトーンは買うことをおすすめします。

単色でも重ね塗りでもすごくきれいな色なので、大活躍します。

 

そして蛍光色。

実は買ってからまだ一度も使っていません!

明らかに他の色とは異なるので、同系色に混ぜたら何が起こるかわからず、それがこわくていまだに使えずにいます。

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蛍光色を使った方の作品をぜひとも拝見したいです。

どこでどうやって使ったらいいのか教えてほしい……。

目立たせたいところに塗るのがいいのか、全面的に塗ったら何が起こるのか。

蛍光色は使ってないのでなんとも言えませんが、ほかのメーカーの色鉛筆ではなかなか見ない色なので、興味のある方はぜひ買ってみてください。

 

今後の課題

・異なる色相の重ね塗り
・蛍光色を使う

同系色の重ね塗りはとりあえずひと通り試したので、次は異なる色相の重ね塗りにチャレンジです。

黄系と緑系や、紫系と青系など、隣り合う色相の重ね塗りから始めてみようと思います。

 

そして肝心の蛍光色。

なんの塗り絵本にどこで何色と組み合わせて使用するか。

全く見当がつきません。

とりあえず一度使ってみれば何かわかるかもしれないので、まずは使ってみようと思います。

色辞典を異なる色相で重ね塗りしたらどうなるのか、蛍光色はどうなのか、試したらまた感想をまとめたいと思います。

 

終わりに

長々とお付き合いくださりありがとうございました。

あくまで私個人の感想なので、参考意見の一つとして捉えていただければ幸いです。

ここまでいろいろと書きましたが、結局は自分の好みにあうかどうかですよね。

使ってみたいけどいきなりセットで買うことが不安な方は、まずは文房具店の店頭で試し塗りをするか、単品で数色買ってみてください。

ちなみに私は試し塗りも何もせず、ミーハーな勢いのままAmazonで全色セット買いしてしまいました。

勢いってすごい!

ではまた次回〜。

 

 

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