ちづるのもっと!ぬりえライフ

大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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【お悩み相談】背景を塗ることを躊躇してしまいます。

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今日は背景に関するご相談です。

去年の夏から塗り絵を始めたんですが、背景の塗り方が定まらずどうしていいのか分かりません。

TwitterやInstagramを見ていると皆さん綺麗に背景を塗っていらっしゃるのですが、パステルは使ったことがないし、色鉛筆だと広範囲を綺麗に塗れる気がせず躊躇してしまい、結局背景は真っ白のまま完成としてしまうことが多いです。

どうしたら躊躇せず背景の塗りに手を出せると思いますか?

このまま諦めて、背景は真っ白で終わらせるしか方法がないのでしょうか……。

この躊躇してしまうという気持ち、痛いほどわかります。

背景ではありませんが、私も水彩に対して同じような気持ちを抱えていました。

背景は真っ白でも何も悪いことはありません。

コロリアージュは背景を塗らなくても十分キレイに見える、細かくて繊細なイラストが多いですよね。

それにイラストによっては、真っ白の方がイラストの塗りがよく映えることもあるでしょう。

しかし、「背景を塗ってみたい」という気持ちがあるにもかかわらず、どうしてもためらってしまう場合。

今日は、私の経験も踏まえて最初の一歩の踏み出し方についてお話します。

 

ちづるの背景デビュー

私が塗り絵を始めてから最初に背景らしい描き込みをしたのは、こちらの作品が初めてでした。

この竹やぶ。

かぐや姫の1シーンをイメージし、光っているように表現したくてパステルを中心部分に塗りました。

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これが私にとっての背景デビューです。

黄色のパステルを削って、おそるおそる真ん中部分にちょいちょいっと塗っただけ。

これしかしてません。

しかし、この最初の一歩を踏み出したことで、私の中に「自分で背景に手を加える」という選択肢ができました

 

また、竹やぶの1ヶ月後くらいに塗ったこちらのトランクのイラスト。

背景に、パステルと綿棒で水玉模様を塗りました。

今見るとこの背景ひどい出来ですね……。笑

とりあえず出来は置いておくとして。

1番最初の竹やぶでは黄色のパステル1色をボワっと塗ることしかできなかったのに、自分で水玉模様を塗るというところまで進化しました。

 

今でこそ背景の全面に大胆に描き込んだり塗ったりしていますが、最初はそんな度胸も発想も全くありませんでした。

自分のできる範囲で、少しずつ背景に手を加える範囲を広げていったり、あれこれ試してみました。

そしたら、いつのまにか背景に手を加えることに対してためらいがなくなっていました。

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最初のハードルを低くする

私が背景に手を加えることを躊躇しなくなった理由。

それは、自分のできる範囲で小さなハードルを1つ1つ越えたことで、少しずつ自信をつけることができたからです。

 

SNSでほかの方の背景を見て、

【背景=すごい描き込みやアレンジができなきゃいけない】

と感じてしまってはいませんか?

背景は、壮大な描き込みや大胆なアレンジだけではありません。

広範囲を全部塗らなきゃいけないというわけでもありません。

最初は白背景をメインとして、星やハート、水玉といった比較的簡単にできる描き込みからスタートしてみてはいかがでしょうか。

小さな模様は散りばめると可愛くなります。

逆に、大きな星やハートを1つ、2つ描くだけでも、白背景によく映えて描き込んだ模様の存在感が際立ちます。

これは一例なので、もちろんこの通りにしなくても大丈夫です。

大事なのは、自分がどの方法だったら一歩を踏み出せそうかということです。

 

最初からすごいことをしなくても良いんです。

まずは自分のできる範囲で、少しだけ背景に手を加えてみてください。

すると、「背景に手を加えることができた」こと自体が自信になります

また、挑戦したことで「次はこうしてみよう」という発想も生まれてきます。

まずはほんの少しだけで大丈夫。

少しだけであったとしても、踏み出すことによって、踏み出す前のあなたよりも経験値はグッと上がります。

自分のできる範囲で、ちょっとだけ挑戦してみる。

そうやって低いハードルを何度も超えていくうちに、最初は高いと感じていたハードルもいつの間にか楽に越えることができるようになります。

また、少しずつ背景に手を加える経験が増えていくことによって、自分の中に「こうすればいい」「ここまでできそう」といったデータも蓄積されます。

まずは小さなことから、自分の中の「できた!」を増やしていってみてください。

 

パステルはやっぱりあると便利

ご相談者さんはパステルを使ったことがないとのことですが、広範囲の背景を塗るときは、やはり色鉛筆よりパステルの方が圧倒的に楽です。

私は塗り絵を始めてから、人生で初めてパステルに触りました。

最初はどう使えばいいのかわからなかったんですが、2~3回使えばなんとなくコツをつかむことができます。

複雑な描き込みをしなくても、パステルで手早くざざっと塗るだけでイラストの雰囲気はグッと変わります。

難しいことはできないけれど、イラストの雰囲気を変えたいという方にオススメです。

私はダイソーパステルしか使ったことはないですが、背景だけなら今のところダイソーで十分だなと感じています。

気になる方は、まずはダイソーパステルから試してみてはいかがでしょうか。

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終わりに

やってみたいけれど躊躇してしまうという気持ち、本当によくわかります。

私の経験を元に、最初の一歩のハードルを低くするお話をしました。

なお、今回は躊躇してしまうという人向けに書いた内容なので、「やってみたい!できそう!」と思う人はぜひどんどん挑戦してみてください。

最初の一歩を踏み出すまでは勇気がいるかもしれませんが、踏み出してみたら、案外「なんだ、こんなことだったのか~」と感じるかもしれませんね^^

 

参考

今回の、ハードルを低くするというお話。

こちらのコミックエッセイの中で「行動科学」と関連づけて紹介されています。

私の大好きなコミックエッセイ。

読み物としても面白く、何よりイラストが可愛くてなごむのでオススメです。 

 

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