先月、突然油性色鉛筆のプリズマカラーが欲しくなり、衝動買いしました。
ある日Instagramで海外の人の塗り絵作品を見ていたところ、素敵だなと思うものがどれも色鮮やかな発色だったんです。
調べてみるとどの人も使用している色鉛筆がプリズマカラー。
プリズマカラーを使ったらこんなに色鮮やかに塗れるんだ!
私もプリズマカラーを使ったらこんな風に素敵に塗ることができるかもしれない!
素敵な塗り絵をする人たちとの技術の差は見ないふりをして(笑)、早速プリズマカラーについて調べ、欲しいと思った次の日には注文。
まさに衝動買いでした。
無事に届き、色見本も作り終えたので、今日はプリズマカラー150色セットの内容を詳しくご紹介します。
プリズマカラーとは
サンフォード社製の油性色鉛筆。
正式名称は「プリズマカラープレミアソフトコア」です。
私は150色セットをAmazonで購入しました。
インターネット検索やInstagramの購入した人の感想などで色々調べた結果、主な特徴として、
・クレヨンのような柔らかさ
・アメリカならではのポップな色
・色鮮やかで発色が良い
という声が多いように感じました。
ちなみにこのプリズマカラー、名称が変わり日本では「カリスマカラー」という商品名で販売されています。
しかしカリスマカラーは72色セットまでしかありません。
他にも単品で売っている色が何色かあるんですが、セットは72色まで。
どうせなら150色が欲しい〜!
レビューでは、色被りがあったり芯が折れていたりなどなど不穏な声があり、私もその点が不安だったんですが、Amazonを確認し、150色でこの値段ならいいだろうと意を決して購入。
実際届いてみてどうだったか、詳しくご紹介していきます。
開封!
150色セット、箱が予想以上に大きかったです。
ポリクロモス120色セットと比べても大きい!
外箱は厚手のしっかりした紙でできています。
フタの指でつまんでいるあたりは、弱めの磁石が入っているのでピタッと閉じてくれます。
パカっ!
おお〜!!
開けたとき、思わず色鉛筆よりも箱の内側のこのグラデーション部分に目を奪われてしまいました。
肝心の色鉛筆は黒いプラスチックケースに入っています。
1つのケースに25本ずつ収められていて、ケース2つずつ3段重ねで収納されていました。
150色もあると、ぱっと見で色が被ってるんじゃないかと思うほど色の違いが微妙です。
箱の裏にカラーチャートが記載されていたので、こちらと照らし合わせて色被りがないか確認しました。
色被りはなく、ケースに収納されている順番もほぼこのカラーチャート通り。
多少入れ替わっているところはありましたが、それもほんの数色程度でした。
よかったよかった。
さて、次は折れていたりヒビが入っている色鉛筆はあるかチェックします。
何本か色鉛筆の表面にこんな風にヒビ?が入っているものがありました。
後ほど実際に削って確認することにします。
この色鉛筆、基本的には商品名と色名、色番号のみが記載されているんですが、中にはバーコードシールが貼ってあるものがあったり。
バーコードが印字されている色もありました。
足りない色をかき集めてくれたんだろうかと勝手に想像してほっこりしました。
他に気になったところはありませんでした。
色見本作り
芯先はすでに削れているんですが、自分好みにキンキンに尖らせたいのと、中で芯が折れていたりしないかを確認するため、1本ずつ削りながら色見本を作りました。
こちらは前半75色の色見本。
こちらは後半75色の色見本です。
個人的に中段左側に収納されていた、紫〜青系の色合いがものすごく好みでした。
色見本を作っている最中は集中していて気づかないんですが、ふと全体を見返したときに「わー!いい色!」と言ってしまうほどこっくりとしたキレイな色でした。
そして買う前は気づかなかったんですが、グレー系の色が多いです。
以前ポリクロモスをご紹介したときに「灰色だけで13色あった」と書いたんですが、プリズマカラーはなんと19色。
「COOL GREY」、「WARM GREY」はポリクロモスにもありますが、「FRENCH GREY」と「SLATE GREY」は初めて聞きました。
うふふ、良い色ー( ´ ▽ ` )
さて、1本ずつ削りながら芯が折れていないか確認したんですが、1本だけ怪しいのがありました。
削っても削っても、芯先が欠けた状態になってしまいます。
色見本を作る限りでは特に支障はありませんでしたがちょっと心配。
幸い同じ色がカリスマカラーにもあったので、どうしてもダメなときは単品で購入しようと思います。
先ほど写真でご紹介した、表面にヒビが入っていた色鉛筆はどれも問題なく塗れました。
表面だけのヒビで、中は何も問題なかったみたいです。
よかったー!
塗り心地
色見本を作った限りではありますが、実際に150色を塗った感想について。
クレヨンのように柔らかいという声を多く見ましたが、本当にクレヨンみたいだと感じたのは150色のうちのごく一部でした。
同じプリズマカラーでも、同じ青系の色でも、クレヨンのようなこってりとしたぬるっとしたような塗り心地の色もあれば、一方でカサカサ、サラサラしたような塗り心地の色もあります。
150色のうちの大部分は、クレヨンとまではいきませんが紙に吸い付くようなするするした柔らかさの塗り心地という印象でした。
全体的に、私が持っている他のメーカーの色鉛筆に比べるとかなり柔らかいです。
人によってはクレヨンのようで苦手と感じる方もいるようなので、塗り心地が気になる方はセット買いをする前にカリスマカラーを1、2本買って試してみると良いかもしれません。
カリスマカラーにある色・ない色
色見本を作りながらふと疑問に思ったこと。
使い切って同じ色を買い足したいときはどうすれば良いんだろう?
日本で手っ取り早く単色で買うとしたらカリスマカラーになります。
でもカリスマカラーの色数はプリズマカラーより少ない。
そこで、カリスマカラーにある色とない色を調べることにしました。
世界堂のオンラインショップでは、通販でカリスマカラーを単色から購入できます。
世界堂オンラインショップに掲載されているカリスマカラーの色番号と、手元のプリズマカラーの色見本を見比べて、カリスマカラーにもある色にチェックを入れていきました。
結果、世界堂オンラインショップに掲載されているカリスマカラーの色数は合計で115色。
そのうちメーカー廃盤のため入手不可能な色が4色。
したがって、2017年8月時点でカリスマカラーで入手可能な色は全部で111色でした。
カリスマカラーの72色セットより、実は40色近くも多いんですね。
中には、カリスマカラーにはあるけどプリズマカラーにはない色もいくつかありました。
私の場合、1本使い切ることはなかなかないのでまだまだ気にしなくても良いのですが、できるだけ大事に使っていこうと思います。
終わりに
いかがでしたか?
今回購入前にネットで情報収集をしたんですが、Instagramのみなさんの感想がとても参考になりました。
いつも画材について情報発信してくださるみなさん、ありがとうございました。
プリズマカラーの品質自体は置いておいて、塗り心地や色みについては特に不安なく購入に踏み切れたのは、みなさんが情報発信してくださったおかげです。
本当に助かりました。
長いこと「次はホルベインアーチスト色鉛筆を買おう」と思っていたはずなのに、気づけばあっさり心変わりをしてプリズマカラーを買ってしまいました。
まだ色見本を作っただけなので、実際に塗り絵で使用したらまた塗り心地等感じ方も変わるかもしれませんが、プリズマカラーならではの色鮮やかさをのんびり楽しんでいきたいと思います。
ではまた次回〜。
購入前に参考にさせていただきました