去年、ある動画を見て自分の「将来の夢」についてとても考えさせられました。
それがこちら。
ビューティ・ライフスタイリスト
— SK-II(エスケーツー) (@SKII_Japan) 2016年2月1日
神崎恵「運命を変えた」ストーリー
「運命は決められたくない。人に。
失敗するのも成功するのも、
自分のせいにしたい。」#changedestiny
動画を見る↓https://t.co/0ZoUmuTvTH
美容家の神崎恵さんが出演するSK-Ⅱの動画です。
この動画の中で1番印象に残ったのが、
「お母さん大きくなったら何になるの?」
という言葉。
この一言を聞いた瞬間、ハッとしたのを今も覚えています。
シングルマザーとしての生きにくさを強く感じていた神崎さんは、ある日お子さんからこの言葉を言われたことをきっかけに変わろうと思ったそうです。
この一言、どうして私に刺さったのか。
それは、私が「大人は将来の夢なんて持たない」と思っていたことに気づいたからでした。
将来の夢は子どもが語るもの
私は小学生の頃絵を描くのが好きで、将来の夢は漫画家になることでした。
中学生から高校生くらいの頃は、小説を書くことにハマり、将来は小説家になりたいと思っていました。
それから大学に入って、就職して……。
いつからか、将来の夢を抱くことをやめてしまっていました。
というか、自分が将来の夢を持っていないということも気づいていなかったし、大人が将来の夢を抱くという発想すらありませんでした。
「将来の夢」は子どもが語るもの。
「大きくなったら何になりたい?」なんて、大人はもう大きいから将来の夢は持つものじゃない。
意識したことはなかったけれど、きっと心のどこかでこう思っていたのかもしれません。
いつから私は夢を抱くことをやめてしまったんだろう?
漫画家になる夢も、小説家になる夢も、「他に上手な人はたくさんいるから自分には無理」と勝手に決めつけて、あっさり諦めました。
大学に入ること自体は自分で考えて決めました。
でも卒業後どうするか、どうしたいかなんてはっきりしたビジョンはなかった。
就職活動で自己分析もしたけれど、今思えばある種の強迫観念というか「こうあるべき」みたいな思い込みで動いていたように思います。
もちろん就職できたことはありがたかったし、仕事自体は今振り返っても本当に勉強になりました。
でも、生活の中でワクワクすること、将来に期待を抱くようなことがない。
ただただ毎日目の前のことに一生懸命で、必死で、自分の将来像は全く描けませんでした。
私、一体何になりたいんだろう?
まずは病気を治して、心身ともに元気になることが第一です。
「あ、私の病気治るんだ!」とハッとしたようにようやく気づけたのは今年に入ってから。
そのため、治ったその先のことはずっと想像することができませんでした。
そもそも、将来の夢を抱くこと自体長いことしてこなかったため、自分はどうなりたいのか、何をしていきたいのか、将来像を描けなくなっていたのです。
しかし、少しずつ少しずつどうなっていきたいかを考え、想像し、最近やっと「将来の夢」が具体的な形になって浮かび上がってきました。
まだまだここで言うのは恥ずかしい、夫にしか話せないような夢です。
自分よりもっとすごい人がいる、上手な人がいる、とも思います。
でも、子どもの頃と違って、今の私は、世の中には自分が思っている以上に色々な働き方、生き方があることを知っています。
きっとまだ私が知らない働き方、生き方がたくさんある。
だからか、「私にはどうせ無理」とは思わなくなりました。
夢を具体的に描くことができるようになり、そのために何が必要かを考えたら、少しずつ行動も変わってきたような気がします。
今は、病気を治すことを第一に、今できる範囲でちょっとずつ行動している最中です。
たまに自分の限界を超えてオーバーヒートしそうになるので、その度に「無理はしない!」と言い聞かせています。
まだまだ要調整ですね^^;
それでも、自分には何もない、将来像が見えない、どうすればいいのかわからなかった2年前よりも、今が断然楽しいです。
将来何になりたい?
大人だって夢を持っていい。
大人こそ、20歳を超えてから先はまだまだ長いんだから、遠慮しないでどんどん夢を描こう。
そう思えるようになりました。
みなさんは、大人になってから、将来の夢を考えたことはありますか?
過去の私のように、「自分には何もない、将来像が見えない、私このまま生きていくの?」と悩んでいる人は、少しずつでいいので、自分の将来の夢をぜひ自由に想像してみてください。
神崎恵さん
余談ですが、神崎恵さんは4年前に書籍をきっかけに知りました。
書籍の神崎さんも素敵ですが、個人的にはこちらの雑誌の神崎さんのインタビューの方が、よりリアルな「神崎恵さん」という女性の生き方に触れることができてとても好きです。
子どもがいないのに神崎さんのインタビューが読みたくて買ってしまいました。
機会があればぜひ読んでみてください。